11/10(月)どんぐりの森へおいでよを開催しました。
ご来場下さった皆様、協賛下さった皆様、活動報告を読んで下さる皆様、本当にありがとうございます。
前日夜からの雨が止んだ際には、地域の支援者の方、OB、マルシェの方…歓談の輪があちこちで広がりました。
子どもたちも、生徒企画や親子ゲーム企画に、とても楽しく取り組めたようです。
午後の竹田喜代子氏講話は、どんな質問にも真摯に向き合い、即答して下さる竹田先生の自由な御姿を直に拝見できて、感動しました。
保護者のお一人の素敵な感想を引用します。
当日はマルシェ、シュタイナー教育の講話など盛りだくさんでしたが
中でもどんぐりの卒業生を中心に、OB、教師、保護者、外部の方もいながら
ともに語り合った座談会は
深くこころに刻まれる時間になりました。
どんぐり初期の頃の幼児部に通っていた方が、毎年家族とともに
いまはひとりでどんぐりを訪れている話。
時々訪れては先生たちと人生を語りあっているそうで
どんぐりを離れても
大人になっても人として
お互いの人生に寄り添うような深い関わりに
あたたかな気持ちになるとともに
大切なことに触れる。
発達障害、ADHD当事者の卒業生も自分の人生を語ってくれた。
大学はリベラル・アーツ教育の考え方を基にした教養学部にいるそうで、授業は英語。
特性もあると思うけれど自然とともに育った子たちの集中力は高い。
保護者から問いかけがされる。
多くの人が通る公教育ではなく、閉ざされ、守られて。自然の中で過ごした時間を経て
社会で多くの人と関わることには葛藤もあるだろう。ほんとうにその道で良かったと思っているか。
それに対して
「自分がいて、自分とは違う考え方の人がいて、それぞれの考え方が混じり合っていく。
そして、自分の中の自分がいる」
確かそんなふうに答えていた。
ゆっくりと、間を取りながら
自分の言葉で淡々と。
どんぐりでは様々な場面で「あなたはどう感じる?」と問いかけられる。
自分はどう感じるのか。
自分はどうしたいのか。
何度も何度も問いかけてきた姿は
ただただ、清らかだった。
(3年生保護者)