どんぐり幼児園のクリスマス
どんぐり幼児園では、クリスマス会の前に、毎日少しずついろいろな準備をします。
羊毛飾りを作ったり、年中組からは指でくさり編みをしたり、年長組になると指編みをして飾ります。
毛糸の暖かさや羊毛のふわふわした感触を優しいきもちで味わいながら作ります。
みつろうでろうそくも作ります。
そーっと芯を持ち、溶かしたみつろうの缶の中に入れては、風にかわかし・・・、何度もしていると、だんだん芯は太くなってきて、ろうそくができあがります。子ども達はわくわくしながら太くなっていくのをながめ、そーっとそーっと作りあげます。
どんぐりの森にはかずらがあります。
ひとりひとりかずらを選んで「山こえ山をこえ・・・」と言いながら工夫してリースを作ります。そして、リースに自分で作った飾りをつけます。後から家でもクリスマスができるように、自分の飾ったリースを持って帰ります。
当日は子ども達と一緒に前日から準備している杉の葉でうずまきの道を作ります。
子ども達はひとりずつ、その子どもの成長に向けられた詩「ことば」をききながら、うずまきの道を歩いていきます。真ん中のマリアさまに手を合わせ、又、歩いて戻ります。私の選んだ一本の道です。
子ども達はおごそかな気持ちで、少し緊張しながら周りの葉や灯されたろうそくをこわさないように気をつけながら歩きます。その後、キリスト生誕の人形劇を見ます。
静かな暖かさに包まれたクリスマスの集いが終わると、親達手作りのケーキをいただき、うれしさいっぱいです。子ども達の満ち足りた顔!
(どんぐり幼児園・保育士)
ライアコンサート
12/23の午後、どんぐり幼児園にて、ライアーのクリスマスコンサートを行いました。六角形の形のどんぐり幼児園のお部屋にて、親子、教師みんなでライアーの演奏を聴きました。
かごしまライアーの会のみなさんの演奏による演奏会で、なんと今回は豪華6名の演奏者によるアンサンブル。
ライアーという楽器に馴染みのない方もいるかもしれませんが、ライアーはシュタイナー思想から生まれ、音楽療法にも使われる弦楽器で、どんぐりの学びの中でも使われています。どこか懐かしいような、美しく優しい温かみのある音色を奏でます。その旋律が持つ周波数は、癒しの効果があるとされる432Hzなんだとか・・・。
演奏者さんの一人が、ふわふわの天使さんのお人形を持ちながら、やさしく子供たちに語りかけます。この日は、クリスマスソングや、どんぐりの活動やイベントなどでお馴染みの曲などを演奏いただきました。
後半では5・6年生によるコロイフルートの演奏も。それぞれのパートが合わさり、みんなの息があった素敵な演奏をしてくれました。イベントで聞くたびに上達していく子供たちの演奏。一人ひとりの成長をとても頼もしく感じました。
優しい音色に包まれ、みんなほっこり幸せな気持ちになった冬の昼下がりでした。
(小二 保護者)